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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

葬儀について

一般の人が仏教でイメージするのは、葬式と先祖供養です。

僧侶の対して質問されることの大半も仏教の教義よりも葬式と
先祖供養に関することのほうが多いようです。

ところが、葬儀に関して葬祭業者との間にいろいろと
トラブルもあるようです。

この件に関してはバシ9119さんの「葬儀の勉強」をご覧ください。
(お気に入り一覧にあります)

私は僧侶との問題について扱いたいと思います。
葬儀業者については最近特にいろいろと関心を
もたれているようですが、葬儀を取り仕切る僧侶についてはあまり関心を持たれていないのが現実です。

この問題については従来からの習慣の上にあぐらを書き、
積極的に宣伝(布教)に努めてこなかった僧侶の側に
大いに問題があります。

しかし、葬儀を頼む側が関心を持たないまま葬儀の内容の
検討なしに、葬送儀礼を行ってきたことが原因でもあります。

今もって僧侶に対するお布施が高いとか安いというような
金額的な認識でしか捕らえられていないようです。

一方僧侶の側から見ますと葬儀に対するお布施は高いという
意識はないようです。

一方葬儀を頼む側からするとやはり高いと思われているようです。
この認識の違いはどこから来るのでしょうか。

お布施はあくまでも気持ちの問題であるから、こちらが適当と思う
金額を払えばよい。
そのような意見もあるようですが、そのために嫌がらせをされる
こともあるようです。
せっかくの葬儀が台無しになるようでは
あまりおすすめできません。ではどうしたらよいのでしょうか。

寺門興隆という雑誌の2005年10月号によると、
葬祭業者の83,2%が葬儀の際の僧侶の手配をしています。
これは何を意味しているのでしょうか?

葬儀の際のお布施が高いともいわれますが、葬祭業者は
どのような基準で僧侶を選ぶのでしょうか?

少なくとも葬祭業者を選ぶのと同じくらい
僧侶を選ぶのは重要ですが、僧侶の選び方について
検討されているのは見たことがありません。

葬儀の際に初めて僧侶と会うのでは、その時に詳しく
条件について話し合うこともできません。

あらかじめ信頼できる僧侶を決めておけば
葬儀の際のトラブルについては回避できるのでは
ないでしょうか。

信頼できる僧侶をどのような基準で選ぶか。
これは大変難しい問題です。

まず、自分がどのような目的で僧侶を選ぶかを
決めなければなりません。
葬儀だけしてもらえばよいのか、
それとも、その後の供養も頼むのか。
あるいは、お布施が安ければよいのか、
それとも納得のいく葬儀をしてもらいたいのか。

葬儀だけ、安ければよいというのであれば
そのような僧侶を捜すしかありません。

しかし、先々のことも考えて納得する葬儀を
行いたいのであれば、まず仏教の宗派について
勉強する必要があります。

葬儀のお布施は高額になることもあります、通常高額商品を
購入する場合はよく研究する必要があります。

面倒でも少し勉強して、気に入った宗派を見つけて、納得できる
お寺を捜すしかありません


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